絵画買取のギャラリーホープ

 

クリスト

Christo

 

1935年 

ブルガリア、ガブロヴォに生まれる。

1952年

ソフィアの美術学校に入学。

1958年  

パリに移住。

1961年 

ケルン港にて『積まれたドラムカン』と『埠頭の梱包』を制作。

1964年 

ニューヨークに移住。

1966年

オランダ、ファン・アッべ美術館にて『空気の梱包』と『梱包された木』を制作。

1968年   

スイスにて『梱包されたベルン市美術館』制作。カッセルでの第4回ドクメンタに出品。

1969年

シカゴの現代美術館で『梱包された現代美術』と『梱包された床』を制作。

1972年 

アメリカ、コロラド州で『ヴァレー・カーテン』を実現。

1976年   

アメリカ、カリフォルニア州で『ランニング・フェンス』を実現。

1978年

アメリカ、ミズーリ州カンザス市で『覆われた歩道』を実現。

1983年 

『囲まれた島々――フロリダ州マイアミ、ビスケー湾のプロジェクト』が実現。

1985年

パリで『梱包されたポン・ヌフ』を実現。

1987年  

東京、西武百貨店にて回顧展開催。 

 

 クリストは1958年に塗料の入ったビンやカンをキャンバスで包んだ作品を発表して以来、いわゆる梱包の美術家として広く知られている。当初は膨大なドラムカンによって作られた壁の作品なども手がけており、ヨーロッパにおけるヌーヴォー・レアリスムの作家として出発している。しかし、1964年にニューヨークに出てからは、包む、積む、張る、覆うといった彼特有の制作理念をより明確にして、公共の空間や建築物を対象とした壮大なプロジェクトを展開してゆく。
 これまでに、美術館や橋、あるいはモニュメントの梱包から、5600mの空気や海岸の梱包、さらに全長40キロメートルに及ぶカーテンを張り巡らせる『ランニング・フェンス』、マイアミの11の島の梱包などが試みられ、次第にそのスケールを拡張している。
 これらのプロジェクトは、数多くのプラン・ドローイングや版画の制作をも含み、社会の人々とのダイナミックな関係を取り込むことによって、これまでの美術基本方向を根底からくつがえし、あらたな美術創造の倫理をも提示している。