絵画買取のギャラリーホープ

 

工藤 甲人

くどう こうじん

 

1915 大正4年7月30日、青森県弘前市に生まれる。
1934 少年の頃は詩人に憧れていたが、雑誌『キング』に掲載されていた日本画を見て感激し、19歳の時に画家を志して上京。
1935 川端画学校日本画科に学ぶ。
1939 第2回新美術人展で「樹夜」が受賞、この頃から福田豊四郎の研究会に出席。
1940 軍隊に応召。
1945 郷里に帰り、福田豊四郎の呼びかけに応じて制作活動を再開。
1950 第3回創造美術展に「蓮」を出品。
1951 創造美術協会が合同した第1回新制作展で「愉しき仲間(1)(2)」(平塚市美術館蔵)が新作家賞を受賞。
1956 第20回新制作展で「冬の樹木」「樹木のうた」が新作家賞を受賞。
1963 第7回日本国際美術展で「枯葉」が神奈川県立近代美術館賞(同館収蔵)を受賞。
1964 第6回現代日本美術展で「地の手と目」(横浜美術館蔵)が優秀賞を受賞。
1971 東京芸術大学助教授となる。青森県褒賞受賞。
1978 東京芸術大学教授として(〜'83)後進を指導、現在は同大学名誉教授。
1979 弘前市県外在住文化功労者表彰。
1982 東京芸術大学陳列館で同大学退官記念展開催。第1回美術文化振興協会賞受賞。
1983 弘前市博物館で回顧展開催。
1987 有楽町西武アート・フォーラムにおいて東京では初めての回顧展<工藤甲人展>を開催(日本経済新聞社・西武美術館主催)。
1988 沖縄県立芸術大学客員教授。芸術選奨文部大臣賞、神奈川文化賞受賞。
1989 勲四等旭日小緩章受章、弘前市県外功労者表彰。
1990 銀座・シライシ画廊で新作個展開催。
1991 日本経済新聞社・平塚市美術館主催<画業50年・工藤甲人展─夢幻の彼方から>を東京、平塚、奈良で開催。
1992 日本橋三越個展では屏風6点を中心に新作を発表。毎日芸術賞受賞。
1993 三田共用会議所に陶板画「山野光礼賛」完成、青森松木屋で回顧展、青森・ビブレで新作展開催。
1994 群馬県水澤寺山門天井画「白龍・蒼龍」制作。
 
津軽の風土に根ざし、草木の芽、昆虫、地中の小動物など小さな生きものに生命感を感じるという自然の原体験をもとに、黒の中から形や色を掘り起こし、土俗的かつ東洋的感覚の幻想的神秘的な小宇宙を画面に繰り広げる。詩を愛し、ブレイクやボッスにインスピレーションを受け、生まれた大地やそこの地霊との関わりを持ち続ける特異な画家。
地元の平塚市美術館には「愉しき仲間」のほか「蝶の階段」(1967)、「わが壁に」(1986)などが収蔵。その他東京国立近代美術館、東京芸術大学芸術資料館、山種美術館、富山県立近代美術館、弘前市立博物館に作品収蔵。創画会会員。