絵画買取のギャラリーホープ

 

ザブジ

SABZI Mahmood

 

1951年 4月生まれ。イラン人。

サブジの主題は、ほとんど女性である。美しく優美であり、時には無口で憂鬱でそして孤独さに満ちている。彼の描く女性たちは、聖母でありまた近代的な女神であり、そして迫害された聖人たちである。彼女達のその長く引き伸ばされた姿が、不安定性と内面的な衝撃を示唆している。その名もない顔は現実性の要求を拒み、人間性を超越した宗教的偶像へと彼女たちを大きく変化させる。それでもこれらの作品は、暖かさ、魅力、陽気さ、幸福そして彼の女性に対する無抵抗な愛と賞賛を表している。

サブジの絵は、東洋と西洋の両方の哲学に共鳴している。彼の中にある豊かなペルシャ人的性質(先祖伝来の世襲性)は、彼に古代のイメージと感傷的なペルシャのテーマ、無垢な記憶を与える。西洋的な影響の彼は、セザンヌとマティスの現代主義の最も活動的な時期から来ている。サブジの現代主義は特にマティスの影響なくしては語れない。淡青緑色、黄色、紫色、赤色などの素朴な色合いは、配置をあきらかにし、形にユニークな内部振動を呼び起こしている。人間の顔を明るい幾何学的図面とする取り上げ方は、概要ではあるが、やはり芸術家の精神的であることへの追求を、心の底から陳述している。

『私の作品における形や色の、まさしくその基礎となっている芸術的インスピレーションは、幼い頃、母がデザインし織っていたペルシア敷物の記憶からくるものである。彼女の指が豪華なパターンや色合い、織地を作りながら機織機の上を軽快に動くのを何時間も眺めていた。そうして、現在の私の作品におけるデザインと姿が形づくられていった。私の作品は、母に閃いたエネルギーと創造力と同じ源からながれてくるものなのである。』
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